西神門・手水舎


西参道と脇参道の交わるところまで来ると、手水舎と神門が見えてきます。手水舎の前に立つと、眼下に鏡川の清流が静かに流れていくのが見えます。ここで身を清め、心穏やかに神前に向かう用意を整えることが出来ます。

手水鉢

 文化三年(1806)高知城内の旧野中兼山邸跡(現高知県立図書館・文学館)に、藩祖一豊・夫人見性院(けんしょういん)及び二代藩主忠義を祭神とする藤並神社が建立されました。創建当時の神号は明神でしたが、天保六年(1835)には大明神に昇格し、これを祝って翌天保七年に国をあげての大祭が行われました。
 この大祭にあたって、藤並神社のお旅所がこの地に設けられ、領内各町・村・浦からの寄進物の奉納も許可されました。この手水鉢は、大祭にあたって吾川郡秋山村(現春野)から寄進されたものです。
 図は、大祭(御神幸-ごしんこう)を描いた巻物の一部で、この手水鉢を寄進した秋山村の人々がお旅所で演舞したときの模様が描かれています。




<次へ>

西参道 脇参道 社殿 東参道
西神門 社務所 末社 東神門
記念碑など 資料館 周辺案内 境内地図



2007 YAMAUCHI SHINTO SHRINE .All rights reserved.